昭和52年5月15日ご理解第25節
信心は大きな信心が良い。迷い信心はいかん。一心と定めい。

迷い信心ではいかん。一心と定めい。先日の13日会の時に桜井先生が発表しておられました。何かなるほど大きな願いをもってお役に立ちたい、そういう願いが、確かに合楽の人たちは持っておるような感じがする。大きくおかげを頂いて、大きくお役にでも立ちたい。大きな信心をさせてもらう、いうならば、望遠鏡でのぞくようなというふうに表現しとられましたね。そして最近、感じることは自分自身の心の中を見極めるというか、自分の心を顕微鏡で眺めるような気持ち、だから大きく広くというよりも、まず自分の足元の、いうなら、一メートル四角の中を真剣に見つめて、そしてそれを行の上に現していかねばならん、というようなことを13日会の午前中の御用の時に、草を取り取り感じたというようなお話をしとられました。本当に芝生の中に生えておる雑草を、それこそ一本一本取り除かせていただくということは、容易なことではない。午前中時間をかかってようやく、一メートル四角ぐらいできたでしょうか。と言っておられます。確かにですね、その自分の足元がいうならしっかりできて、そして願いがその望遠鏡でものぞくような所が、ような遠大なところに置かしてもらうと言う事。それはやはり、自分の足元から1歩1歩固めていかなければいけない。千里の道もやはり第一歩から、ね、それでその遠大なところに神様の機感に適うような願いをしておるというような自負がありますもんですから、いつかはおかげ頂くだろう、おかげが頂くといったようなですね、確信とも確信とも、その、ではないともつかないような思いで終わっていくような傾向が、合楽にあるような感じがします。親先生の言われるとおりにしたら、もう絶対間違いないおかげ頂く。おかげ頂くがのと確信をもって言っておるけれども、なら、おかげを頂かないのはです、その足元の一歩一歩の踏み固めが、できていってないのではなかろうか。いわゆる足元の雑草は放任して、おるのではなかろうか。まず、足元の雑草から取り除いていかなければならない。ということです。昨日、末永先生から第二便が参りました。あちらへ行ってちょうど八日目に書いております。この前のは行ってすぐ、道中のいわば生き生きとした神様の働きと、これからの自分の信心の抱負を、まあ皆様に、いろいろ聞いて頂いたような通りでしたが、今度は、その八日間、一生懸命ご神前奉仕をさせて頂いておる中のことが書いてありますから、読んで見ましょう。どうぞ今日の大きな信心とはというものを、この中から皆さん汲み取って頂きたいと思います。今は丁度あちらは秋だそうです。
拝啓 柿の実が色づき、秋空の晴れ渡ったビリグイでは、朝晩はすっかりしのぎよく、(新田さんというのがあちらのご主人です)新田さんの話によりますと、私達がブラジルへ参ります2、3日前から、急にしのぎよくなったとのことで、日々、親先生の力強い祈りを受けながらの、南米布教の日数を送らせて頂いております。昨日、隣の方が新田さんの家では、作や一晩中モーターの音がしていたが、スイッチを切り忘れてはいなかったかと言って訪ねてこられました。もちろん、モーターなんかどこにもついていませんでしたが、私はそれを聞かせて頂いて、いよいよこのビリグイの地に天地の発動が表れて下さるなという実感に感銘深いものを感じさせられました。ブラジルへ参りまして8日が過ぎます。一日一日が真剣勝負そのもの、毎日ですが、それでもまだまだ真剣さが足りない。一生懸命がまだまだ足りないと反省させられます。参る人のない広前を、一日神前奉仕をさせて頂いておりますと、足の痛みと睡魔に悩まされます。こちらでは生活がすべて様式で夜はベッドに休ませて頂いておりますが、慣れないせいか、なかなかぐっすり休めません。午前中から午後四時ぐらいまでは、何とかいいのですが、夕方から夜にかけて特に、夜の御祈念前が最高潮でして、昨夜も前の玉串案で嫌というほど小鼻を打ち、痛くもありましたけれど、とうとうこぶが出来ました。昨日は夕方から新田さんと二人でご神前の幕を掛けさせて頂きました。以前、鶴見教会から送っていただいたことが、それに教会から教旗を二枚(おもてにあげてある教旗ですね)教旗を二枚送って頂いかれたことがあり、その時のお礼状が八ツ波に(ここにご紋がきとります)八ツ波にのり、それをご覧になられた親先生が、大変感動なされましたことがありましたが、その時の教旗を二枚縫い合わせていただき、それをご神前に下げさせて頂きましたら、寸法が丁度ぴったりでまるで鶴見教会はビリグイまで、寸法を測りにきて送ってきて頂いたごとありますね、と言うて、新田さんと二人喜び合いました。今朝から朝の御祈念前その幕を見せて頂きながら、大変感動させられました。今日はこちらではお掃除の日でした。お広前のお掃除もして頂きました。お掃除が終わるまで、こちらへ来てまだいっぺんも外に出たことがありませんから、町を散歩でもさせて頂こうと思い、子供達を連れて外へ出ようとしましたら、普段は誰一人としてお参りがないのに、先日から夜参ってみえた方が、参ってみえられました。恐れ入ってそのまま引きかえさせて頂きました。公子もおかげで日々元気に御用をさせて頂いております。まだなかなか慣れませんけれど、子供達を抱えての御用に励ませて頂いております。八月の出産予定ですので、ビリグイに産婦人科のお医者がおられるかどうか心配していましたが、ごく近所で産婦人科の、しかも日系人で二世の先生がおられるとのことで、本当に恐れ入ってしまいました。しかもここの新田さんの奥さんが大変に良い人で、何かとお世話を下さり、七人の子供さんがおられるのに、この方がまた、合楽の親奥様のような安産の神様みたいな方でした。親先生のおかげで、こういう万事に結構すぎるくらい結構な中に道開きの御用を始めさせて頂いております。信太郎と静行もおかげで元気におかげを頂いております。こちらでの生活に一番先に馴染んだのが子供達で、信太郎なんか新田さんのところの子供さんとすぐ仲良しになり、買い物なんかにもついて行き、今では私よりも信太郎のほうが町の事を知っております。こちらへ来て三日間は信太郎が帰る帰ると言うて、泣いたのには並行しました。ご神前に向かいながら子供の帰る帰るとなく声を聞きながら、これは私の修行不足であったと、心に思わせていただいたとたん、帰る帰ると言って泣いていたのが行く行くと言うて泣き始めました。不思議なもので子供に帰る帰ると言うて泣かれると、合楽を思い親先生を思うて、胸が張り裂けるような実感でした。これは異国の地に来て見なければ分からないことかもしれません。それが行く行くと言って泣き出したとたん、まるでつき物が落ちたように、楽になりました。公子も初めの間は骨身にしみて辛かったようですけれど、その時々ご祈念をさせて頂き、ご理解を思い出しては、元気を取り戻し、今ではすっかりおかげを頂いております。昨日、新田さんがご相談にみえられ、来年からの春のご大祭は、4月29日ということになっていましたが、今年だけは、これまで通り5月29日にお願いしますということで、今月29日2時からビリグイ教会春のご大祭を仕えさせて頂くことになりましたので、どうぞよろしくお願い申し上げます。なお、先日サンパウロの高橋華那雄先生よりお手紙があり、15日があちらのご大祭だそうですので、参列をお願いしますとのことでしたので、やらせて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願い申します。長くなりましたけれど、本日はこれで失礼させて頂きます。ブラジル国の繁栄と平和をお願い申し上げます。親先生ありがとうございました。親先生ありがとうございました。合掌 とあります。それこそ南米の地に合楽の信心の種を蒔かせて頂く。もうそれこそ、南米全土のことを祈り祈らせて頂くというのですから、大変ないわば大きな信心です。けれども、1歩からという、それこそ誰もお参りのない、八日間を過ごさせて頂いて、今日だんいっぺん町にちょっと出てみろかと思うた時にお参りがあったというのですから、もう、そういう1歩1歩を踏みしめながらの南米布教です。だから、大きな信心、どうも合楽の信心にはね、おかげを頂くと確かに確信ににたようなものを持っておって、はあおかげ頂く、もう絶対おかげ頂くとは言いながら、1歩1歩のところが疎かになっておるような傾向が非常に強いんです。それこそ、桜井先生じゃないですけれども、もう、本当に1メートル四角のところだけでも良いから、それを広げていく。雑草を1本1本取り除かせて頂くという信心になっていかねばならんと思う。ね、本当にあの、この前ブラジルのサンパウロからみえて、いろいろお世話してくださった方が、いわゆるお産、産婦人科の先生がおられないと言うので、1月ぐらい前からサンパウロのほうへ来てくださいという話があったが、その気でおったんです。ところが近くに日本人二世の産婦人科のあれがあるということを聞いて、大変喜んでおられる様子が書いてありましたが、本当にあの人たちのために産婦人科の病院が最近出来ておった。というような感じさえ致します。そんなモーターもないのに、モーターの発動機の音がして、夕べ一晩中しとった、そして、こちらはスイッチ切り忘れとりはしないかと、言うて直感したものは、これはもう、いよいよブラジルの地に神様のご発動が始まるなと実感しとられますね。そういう神様の偉大なというか、微妙なというか働きがあることをね、こちらが本当にこまい細るような神経をしとらんと、受け止めきらないです。たとえお参りがなくてもです。神様の発動が始まった、神様の働きに恐れ入ったというようなものが、はしばしにあるところがです、私はあの、いうわば神様、いわゆる遠大なというか、大きな祈りも願いも中身のある願いとしておかげが頂いていけれると思うんです。どうぞ、今日はちょうど、サンパウロのご大祭に参列させて頂くということになっております。5月の29日がビリグイでご大祭が仕えられるそうですから、どうぞまた皆さんのお祈り添えをお願い致します。どうぞ。






小林太典